千年の歴史と伝統を紡いだ地、
箱崎。
その歩みは、新たなステージへ。
時は、ただ過ぎていくのではなく、
この箱崎の地に、確かな軌跡を描いています。
遙か千年を経て、さらに、これから先も。
刻まれていく街の歩みに、胸は高鳴るばかりです。
宇佐(大分)・石清水(京都)の両宮と並んで、日本三代八幡宮に数えられる「筥崎宮」は、いまから約1000年前の平安時代に創建されたと言われています。主祭神は、現在の福岡県宇美町でお生まれになられた応神天皇(第十五代天皇)で、神功皇后・玉依姫命とともに祀られています。鎌倉時代中期の蒙古襲来の際、「筥崎宮」への祈願により神風が吹き、蒙古を退却させたことで、厄除・勝運の神としても有名になりました。
「筥崎宮」参道を横切りながら延びる旧唐津街道は、江戸時代の主な街道の一つで、豊前國「小倉」と肥前國「唐津」を結んでいました。箱崎はこの街道の宿場町として、多くの旅人はもとより、福岡藩や唐津藩の参勤交代の際に利用されるなど、大いに栄えていました。この旧街道沿いには、いまも当時の建造物が残り、最近では、それらをリノベーションしたショップなどがオープンし人気があります。
平成30年、九州大学箱崎キャンパスから伊都キャンパスへの完全移転が完了し、跡地の利用に注目が集まっていました。令和6年、ここ箱崎で、九州大学が積み重ねたレガシーを継承しながら、新たな発想や技術を惜しみなく注いだ、多彩なイノベーションが生まれる街づくりが始まろうとしています。
※出典:九州大学・UR都市再生機構『「九州大学箱崎キャンパス跡地地区土地利用事業者募集」における優先交渉権者の決定について(令和6年4月)』より。
※本計画は、令和6年4月のものです。今後、変更となる場合があります。
※本図は資料をもとに書き起こしたものです。
国内はもとより、アジア・世界とつながりながら、新たな産業とイノベーション実現を目指す施設を計画。
福岡ならではの「食」「アート」「音楽」などのカルチャー&ヒストリーを未来につなぐ街づくりを計画。
九州大学が築いたレガシーと先進的教育を融合させ、世界で活躍しうる人材の育成を叶える街づくりを計画。
多様な生活インフラを整備しつつ、便利で豊かな「Quality of life」を実現する街づくりを計画。
箱崎地域の健康づくり、子育て支援を担う医療・福祉システムを構築・機能させる街づくりを計画。
様々な課題解決と持続的発展を目指す福岡の都市戦略を、多種多様に具現化した街づくりを計画。
「IOWN」とは、光を中心とした革新的な技術を活用し、現在のインフラのさらに上をいく高速大容量通信などを提供可能にするネットワーク・情報処理基盤のこと。これを街づくりの様々なシーンに導入することで、医療・ビジネス・教育・交通など、この新たな街に集う人々の日常生活に恩恵をもたらします。
※IOWN(アイオン)とは「Innovative Optical and Wireless Network」の略。